クライアントさんからウォーキングを始めたのだけれど、歩いていると足の親指が痛くなるというご相談を受けました。
よくよく観察してみると、歩行中に足首(距骨下関節)が内側に倒れる、過回内という状態になっていたので、インソールを入れることを提案し、入れたところ症状が改善したので、このような症状にお悩みの方も多いと思い今回、記事にしたいと思います。
インソールとは何か?
靴の中敷きをインソールと言います。海外ではインソールの開発が進んでいて、広く認知されていますが、日本では、まだ歴史が浅く
海外より30年遅れているとも言われています。
これは、文化の違いもあるようで、世界最古の靴は5500年前のローファー型の靴と言われ、海外では靴が一般的に普及してきました。そのため、靴の研究が進み、靴と中敷きの重要性が普及していると思います。しかし、日本では下駄や草履の文化が長く、本格的な研究が進んだのは近年になってからなので、普及が遅れている原因になっているのです。
インソールの機能
日本でインソールが出始めたころは、消臭機能やクッション性、吸汗性を売りにしていましたが、これは間違いです。
インソールの機能とは足のアーチをサポートすることが本来の使い方です。
足のトラブルの原因として、靴に足を合わせている方が多く、これでは足の骨格が歪み、本来の機能を果たせません。そこで、インソールで矯正して、本来の足の機能を維持したまま靴を足に合わせるようにする役目を果たしているのがインソールなのです。
インソールの機能をまとめると
①理想的なアーチの保持
②衝撃の緩衝
③全身のバランスの調整
④局所の除圧
⑤運動のコントロール(足回り)
⑥足長補整
⑦歩行の改善
⑧スポーツのパフォーマンスアップ
など沢山ありますね。如何ですか?これを読んだら、インソールを入れない理由はないでしょう?
しかし、インソールは靴屋さんにいくと沢山の種類があり、どれが良いのか迷ってしまいますよね。
そこで、次回は私がお勧めするインソールをご紹介していきたいと思います。